-駅-
300mも前から
走り出した君と僕
自転車に荷物をのせて
マラソンの訓練のように
代わろうか?と聞いたとき
笑いながら「いいよ」って言った
少しこわい
間に合いそうにない
長い信号待ちに
足をじたばたさせて
電車の時間を気にした
ホームを渡って見えなくなる前に
振り返って笑顔で手を振った
また同じ姿見るときに涙を
流したりしませんように
家路につくころ僕はまだきっと
長い坂自転車をまだ押してる
また明日会いましょう